家族(Family Consulting) - ファミリービジネス マネージメントオフィス

ファミリービジネス マネージメントオフィス

家族(Family Consulting)

ファミリービジネスの過去、現在、そして未来
家族の絆と資源の継承、そして価値創造のために

平野経営法務事務所の経営指針、経営者、企業、従業員

ファミリービジネスのための家族コンサルティング

ファミリービジネスにおける「家族(Family)」の役割と重要性

ファミリービジネスとは、一族が経営や株式の保有に関与している企業のことです。ファミリービジネスには、家族が果たすべき重要な役割があります。その役割とは、以下のようなものです。

経営理念や価値観の継承

ファミリービジネスでは、創業者や先代の経営者が持っていた経営理念や価値観を、次世代の経営者や家族に伝えていくことが重要です。これにより、企業のアイデンティティやブランド力を維持し、長期的な成長を目指すことができます。

経営判断や事業承継への参画

ファミリービジネスでは、家族が経営判断や事業承継に参画することが重要です。これにより、経営者と家族の意思疎通や信頼関係を強化し、経営方針や戦略に対するコミットメントを高めることができます。

組織文化や社風の形成

ファミリービジネスでは、家族が組織文化や社風の形成に貢献することが重要です。これにより、家族ならではの情熱や協調性、忠誠心、献身などを社員にも浸透させ、組織の士気や生産性を向上させることができます。

ファミリービジネスにおける「家族(Family)」の課題

ファミリービジネスのスリーサークルにおける「家族」に焦点を当てた場合、以下のような課題があります。

家族の役割と立場の切り分けが難しい

家族としての関係と、経営者や従業員としての関係をどう区別するかが問題になります。家庭と職場で呼び方や態度を変えることや、仕事の話題を家庭に持ち込まないことなどが必要です。

家族間でのコミュニケーションが不足する

経営者と後継者の間で、経営方針や事業承継に関する意見が対立することがあります。また、経営者が後継者に権限を委譲しないことも問題になります。対立や確執を避けるためには、定期的に親子で食事をするなどして良好な関係を維持することや、第三者に仲裁に入ってもらうことが有効です。

家族間での公平性や透明性が欠ける

家族経営では、一族社員と一般社員の待遇の差や、家族以外の社員の出世の制限などが起こりやすいです。これは、社内の不満や不信感を生み、組織の士気や生産性を低下させる可能性があります。家族経営でも、社員の能力や貢献度に応じて評価や報酬を決めることや、社外取締役や監査役を設置することなどが必要です。

ファミリービジネスの時間軸

ファミリービジネスにおける3次元発展モデル

ファミリービジネスにおける3次元モデルの図

 

ファミリービジネスにおける3次元モデルとは、ファミリービジネスの発展過程を表すモデルです。このモデルは、ファミリー、ビジネス、オーナーシップの3つのシステムが時間とともに変化する様子を示しています。

 

ファミリーの発展段階は、大きく4つに分けられます。それぞれの段階では、ファミリーの構成や役割、課題が異なります。例えば、子弟参加の段階では、子供たちが社会人となり、ファミリービジネスに参加するかどうかが問題になります。また、親子共同就業の段階では、親と子供がビジネスパートナーとして共に働くことになりますが、その際に権限委譲や役割分担が課題になります。

 

ビジネスの発展段階は、事業の規模や成長率、競争環境などによって変化します。ビジネスの発展に伴って、組織構造や戦略、経営資源なども変わっていきます。例えば、初期段階では、創業者が中心となって事業を展開しますが、成長段階では、専門性や多様性を求められるため、外部から人材や資金を調達する必要があります。

 

オーナーシップの発展段階は、オーナーの数や関係性、所有権の分散度などによって変化します。オーナーシップの発展に伴って、オーナーの役割や責任、権利なども変わっていきます。例えば、一代目から二代目への移行では、オーナーの数が増えることで所有権が分散されますが、同時にオーナー間のコミュニケーションや合意形成が難しくなります。

 

以上のように、ファミリービジネスにおける3次元モデルは、ファミリー、ビジネス、オーナーシップのそれぞれのシステムが時間とともに変化する姿を表しています。この3つのシステムは相互に影響し合いながらバランスを保とうとしますが、その過程でさまざまな課題や葛藤が生じることもあります。ファミリービジネスの永続的な発展のためには、この3次元的な視点から自社の状況を把握し、適切な対策を講じることが必要です。

ファミリービジネスを時間軸でみた場合の課題

ファミリービジネスにおける3次元モデルから、ファミリーの発展段階に応じて、さまざまな課題が生じます。具体的には、以下のような課題が挙げられます。

子弟参加の段階

子供たちが社会人となり、ファミリービジネスに参加するかどうかが問題になります。子供たちの意思や能力、適性を尊重しつつ、親としての期待や責任感もバランスさせる必要があります。また、子供たちが参加する場合は、家族としての関係とビジネスパートナーとしての関係をどう区別するかも課題になります。

親子共同就業の段階

親と子供がビジネスパートナーとして共に働くことになりますが、その際に権限委譲や役割分担が課題になります。親は自分の経験や知識を伝えつつも、子供たちに自由な発想や挑戦をさせることが大切です。また、子供たちは親の影響下から抜け出し、自分の個性や能力を発揮することが求められます。

親子間での事業承継の段階

親から子供へと事業を引き継ぐことになりますが、その際に承継者選定や承継時期、承継方法などが課題になります。承継者選定は、家族内で公平かつ合理的な基準を設けることが重要です。また、承継時期は、親の引退意思や子供の準備度を考慮することが必要です。承継方法は、税務や法務の面からも最適な手段を選択することが求められます。

兄弟姉妹間での事業承継の段階

兄弟姉妹間で事業を引き継ぐことになりますが、その際に経営権や所有権の分配や統合が課題になります。経営権や所有権の分配は、兄弟姉妹間で公平かつ合意できる方法を探ることが大切です。また、経営権や所有権の統合は、兄弟姉妹間でコミュニケーションや協力体制を築くことが必要です。

 

以上のように、ファミリービジネスではファミリーの発展段階に応じてさまざまな課題が生じる可能性があります。これらの課題を解決するためには、ファミリー内でオープンかつ積極的な対話を行い、ファミリーガバナンスや家族憲章(ファミリーミッションステートメント)などの仕組みを整備することが有効です。

FBMオフィス: ファミリービジネスの「家族」コンサルティング

ファミリービジネスの持続的な成功の鍵は「家族」です。家族の役割や価値観の継承、経営参画、組織文化の形成など、家族が果たす役割は極めて大きいですが、それに伴う課題も多くあります。役割の切り分けの難しさ、コミュニケーションの不足、公平性の欠如など、家族間の問題はビジネスへの大きな障壁となる可能性があります。

 

FBMオフィスはこれらの課題を解決し、ファミリービジネスを円滑に導くサポートをいたします。経験豊富なコンサルタントが一緒に考えて、あなたのビジネスと家族の未来をデザインします。

 

家族憲章策定支援

家族憲章策定支援

家族憲章とは、ファミリービジネスを経営する家族としての理念や価値観、ビジョン、ルールなどを明文化したものです。家族憲章を策定することで、家族間のコミュニケーションや信頼関係を強化し、事業承継や相続などの課題に対処することができます。コンサルティングサービスでは、家族憲章の策定プロセスや内容についてアドバイスや支援を行います。

ファミリーオフィス運営

ファミリーオフィス運営

ファミリーミーティングは、ファミリービジネスに関わる家族や親族が定期的に集まって、事業や家族に関する情報や意見を共有する場です。ファミリーミーティングを運営することで、家族や親族の結束や理解を深めることができます。コンサルティングサービスでは、ファミリーミーティングの設立や運営方法についてアドバイスや支援を行います。

後継者教育・育成プログラム

後継者教育・育成プログラム

後継者教育・育成プログラムは、ファミリービジネスの次世代リーダーを対象として、継承のための必要な知識やスキルを体系的に学ぶ場を提供します。このプログラムを通じて、後継者は企業の持続的な成長と継承の成功を確保するための能力を磨くことができます。コンサルティングサービスでは、教育・育成プログラムの立案・実施の支援を行います。

顧問契約の報酬

ファミリービジネスマネジメントオフィス(FBMオフィス)は、企業の「経営者一族」と「従業員」の双方の幸せを実現するために企業と人材に焦点を充てご支援させていただきます。 また、ビジネス面だけではなく、プライベートバンカーとして、「経営」「所有」「家族」の3つの視点で全体最適を目指します。企業と経営者の「かかりつけ医」、「番頭」として、ご利用下さい。

顧問料 月額33,000円(税込)~

毎月1回(年12回)の訪問アドバイス料、メール・電話・Web等での相談は随時対応。

顧問契約に含まれるもの

  • 経営全般、家計全般(税務相談・法律相談等、各種法令で禁止されている項目は除く)
  • コンサルティングに必要なExcel等の管理ツール・資料作成

(書類作成・各種申請手続き等、労務の要するものは、事前に相談の上、別途報酬を決定させていただきます)

 

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法人個人事業
売上顧問料(税込)売上顧問料(税込)
2,000万円以下 33,000円/月 2,000万円以下 33,000円/月
5,000万円以下 55,000円/月 5,000万円以下 55,000円/月
1億円以下 77,000円/月 1億円以下 77,000円/月
5億円以下 110,000円/月 1億円超 110,000円/月
10億円以下 220,000円/月
10億円超 330,000円/月

※標準的なご支援内容に基づいて算出しています。訪問回数の増加やご支援内容によって別途、お見積もりさせていただきます。

ご相談〜コンサルティングの流れ

FBMオフィスは、資産管理や事業承継などのコンサルティングで、ファミリービジネスの持続的な発展に貢献します。家族の価値観や目標を基に、「資産」「事業」「家族」の3つの視点から全体最適を目指します。信頼できるパートナーとして、あなたのビジネスと家族の未来を一緒に考えます。今すぐお電話かメールでお問い合わせください。

 

STEP 01

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ヒヤリング

お電話・メール・来所していただき、ご相談内容をヒヤリングさせていただきます。

STEP 02

STEP 02
お打ち合わせ

お客様のご相談内容に合った解決方法を打ち合わせしていきます。

STEP 03

STEP 03
ご提案

打ち合わせ後、最も良い解決案をご提案させていただきます。ご提案後の実行支援・フォローアップも行います。

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